脱毛のことを、「永久脱毛」と呼ぶことがありますが、永久脱毛ってどういう意味だか分かっていない人が多いものです。

「脱毛に通うことによって、ムダ毛が1本も生えてこなくなって、肌がツルツルになること!」

なんて思っていると、脱毛に通い終えたあとにがっかりしてしまうでしょう……。

「永久脱毛」という言葉は本来どういう意味を指しているのか、ここではその定義をはっきりさせましょう!

意外? 本当の「永久脱毛の定義」

永久脱毛という言葉は、日本できちんとした定義があるわけではありません。そのため、一般的にはアメリカの定義を流用しているのが実態です。

その定義とは……

「最終脱毛から1ヶ月後の毛の再生率が20%以下である脱毛法」

最後の脱毛が終わったあと、再び生えてくるムダ毛の量が、はじめに生えていた量の20%以下になっているような方法を、「永久脱毛」と呼ぶ、ということです。20%以下ですから、言い換えれば5分の1以下ということになりますね。

これは、米国電気脱毛協会が定めた定義で、日本でもわりと知られているものです。

それにしても、20%以下ってけっこうゆるいですよね。笑
しかも、「1か月後」と定義にはありますから、半年後や数年後にもっと生えてきても、永久脱毛って言えちゃうっていう……。

実際には、もっとちゃんと脱毛できます

実際に脱毛経験がある人ならお分かりかと思いますが、実際には、もっとちゃんと脱毛はできます。脱毛に通い終わったあと、まだ5分の1もムダ毛が残っていたらがっかりですが、「ほとんど生えていない」レベルにまでは脱毛できます。

毛周期の関係で、たまにひょろっと生えてくることがある、という程度。もちろん、普段は自己処理をする必要はありませんし、脱毛に通い終わってから数年経ったときにムダ毛が復活してきた、ということもありません。

ただ、レーザー脱毛や光脱毛だと特に、歴史自体が浅いために「永久」という言葉を使うのは問題がありますし、具体的に定義するにはまだ判断材料が少ない、ということなのかもしれませんね。

「永久減毛」という考え方

脱毛と言っても、完全にすべてのムダ毛をなくせるわけではありません。レーザー脱毛や光脱毛に通っていても、残念ながら薄くて細い産毛は残ります。

このことから、最近では「永久脱毛」ではなく「永久減毛」と言う言葉が使われることもあるんです。

たとえば、永久脱毛について解説しているリゼクリニックの説明では、このように書かれています。

「簡単に言うと永久脱毛とは、『高い減毛率を長期間にわたり維持できる脱毛法』とお考えください。」
(出典:リゼクリニックHP http://www.rizeclinic.com/knowledge/eikyu.html

分かりやすい説明ですね。

永久脱毛さえすれば1本もムダ毛が生えていないツルツル肌になれる! なんて思ってしまいがちですが、そこまでムダ毛をなくしてしまうことは今の技術では難しく、あくまでも「ムダ毛が目立たないレベルにまでムダ毛を減らし、その状態を維持させる」というのが正しい永久脱毛の考え方なのではないでしょうか。

ちなみに、永久脱毛という言葉は、使われているようで意外と使われていません。とくにエステサロンの場合、医療行為ではないために「永久脱毛」という言葉を使うのは避けているようですし、クリニックでも、積極的に「永久脱毛」をうたっていることもあれば、あえて避けているようなクリニックも存在します。

でも、「永久脱毛」と書かれているから効果が高い、ということはありません。脱毛の効果の高さは、スタッフの技術と、使用する脱毛機によって大きく左右されますから、言葉に惑わされずに信頼できるお店を見つけるようにしましょうね。